25:名無しNIPPER
2017/10/10(火) 20:33:54.19 ID:TrZWhGNQ0
シンジ「関わり方が変わってもエヴァとともにある人生をアスカが必要とするならさ、アスカはエヴァを捨てる事はないと思うんだよ。」
アスカ「…………。」
アスカ「やっぱり、アンタだって…。」ボソッ
26:名無しNIPPER
2017/10/10(火) 20:40:28.26 ID:TrZWhGNQ0
シンジ「なにか言った?」
アスカ「……アンタだって優しいじゃない。」
シンジ「えっ?あ、そのっ…。」
27:名無しNIPPER
2017/10/10(火) 20:50:02.28 ID:TrZWhGNQ0
シンジ「いやっ、あの…。好きか嫌いかって聞かれたらそりゃ好きだよ。その好きがどんな好きかまではわかんないけど…。」
アスカ「ありがと、シンジ。もう だいじょうぶよ。」
シンジ「うん。」
28:名無しNIPPER
2017/10/10(火) 21:00:02.34 ID:TrZWhGNQ0
……………………
………………
………
<夕食後・葛城邸ダイニング>
29:名無しNIPPER
2017/10/10(火) 21:10:23.73 ID:TrZWhGNQ0
ミサト「そうよーん。とは言え高校卒業後なのか大学卒業後なのかはあなたたち次第だけどね。」
シンジ「それはネルフに残るとか残らないとかの話…ですか?」
ミサト「他にやりたい事があればそれでもいいのよ?まずは漠然としたものでいいの、あなたたちの夢を聞かせて欲しいのよ。」
30:名無しNIPPER
2017/10/10(火) 21:20:08.15 ID:TrZWhGNQ0
アスカ「そりゃあミサトがバカシンジの料理が美味しい美味しいってそこら中で吹いて回ってりゃそんな話も出てくるわよね。」
シンジ「僕自身は仕方なしで始めた事ですけど、料理自体は楽しいんでそれで身をたてるのも悪くはないなって思うんです。」
ミサト「あら、素敵な事だと思うわよ?」
31:名無しNIPPER
2017/10/10(火) 21:30:02.52 ID:TrZWhGNQ0
ミサト「シンジくん?確かにあなたの身柄についてはあたしのところに他の部局からもオファーが来てるわ。いまのところまだ非公式に…だけどね。でもそんな事は大人が気にすればいい事なのよ?まずはあなたの気持ちが大事なの。わかる?」
シンジ「…………僕には将来なりたいものなんて何もなくて、夢とか希望のことも考えたことがなかったんです。
それで今までだってなるようになってきたし、きっとこれからもそうなんだろうって。
だから何かの事故やなんかで、別に死んでもかまわないと思って生きてたんです。」
32:名無しNIPPER
2017/10/10(火) 21:40:01.91 ID:TrZWhGNQ0
ミサト「……わかったわ。そうね、これからたくさんやりたい事が見つかると思うわ。じゃあねシンジくん、おねーさんからひとつアドバイスよん。若ぁっかいんだから、しっかり悩みなさい。若者の特権よ♪」
シンジ「はい!」
ミサト「…で。アスカはどうなのかしら?アンタの場合はそれこそ中学出た時点でやりたい事あればそれでもいいのよ?」
33:名無しNIPPER
2017/10/10(火) 21:50:11.18 ID:TrZWhGNQ0
アスカ「今日ね、ちょうどシンジとそんな話をしたの。それでね、アタシいずれは本部技術局に転籍したいんだけど…。」
ミサト「リツコの下につきたいって事?」
アスカ「そう。E計画担当への配属が今のところ将来的な希望ね。勘違いしないでよね?上司としてのアンタに不満があるわけじゃないの。
34:名無しNIPPER
2017/10/10(火) 22:00:25.27 ID:TrZWhGNQ0
アスカ「それならまだアタシはこの話は周りに内緒にした方がいいのかな?」
ミサト「そうねぇ…。秘密ってよりも、あたし達3人の約束の方がいいと思うわ。」
ミサト「ほらほら、なにしんみり感出しちゃってるのよ!なにをやるにもまずは笑顔!笑顔があれば大抵のことは乗り切れるわ。」
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