1: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/10/10(火) 01:20:18.84 ID:bE10oUyY0
※「好きな食べ物の、二人の話。」の続きというかオマケのような話
※今回食べ物関係ないです
※とても短いです、ご了承下さい
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/10/10(火) 01:24:56.68 ID:bE10oUyY0
【アンチョビ編】
本を貸す、という行為が好きだ。
あまり理解はされない嗜好だと思う。
3: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/10/10(火) 01:27:29.71 ID:bE10oUyY0
読む時はブックカバーをかけて、ページに折り目がつかないように大切に大切に読む人も居る。
背表紙が陽に焼けたりしないように、本棚の位置にこだわる人も居る。
かと思えば全く頓着しない人も居る。
平気で食べ物を零したりな。
4: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/10/10(火) 01:30:38.06 ID:bE10oUyY0
ペパロニに漫画を貸した時の事。
読みながら眠ってしまったらしく、思いっきり折り目が付いて返ってきた。
こういうリスクがあるから、本好きな人は、あまり他人に本を貸したがらない。
スミマセン姉さん新しいの買って返しますと平謝りのペパロニに対して、私は憮然として次は気を付けろよと言ったが、実は内心喜んでいた。
5: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/10/10(火) 01:33:17.03 ID:bE10oUyY0
この折り目は、ペパロニが本を読みながら寝た証拠。
私がアンツィオを卒業しても、この本は私の手元に残る。
折り目を見るたびペパロニを思い出す事になるんだ。
それが嬉しい。
まあ、だからと言ってよくぞ折り目を付けてくれたと褒めるのもなんだか違うので、ポーズとしてとりあえず怒るけどな。
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