W号戦車「ドゥルルルルルルン……!?」 エリカ「貴女の名は」
1- 20
198:名無しNIPPER[saga]
2018/02/02(金) 16:06:37.55 ID:O55nFjZnO

まほ「……」

まほ「人には色んな面があるし、一言で表すことは出来ない」

まほ「それでも敢えてエリカを一言で表すなら、『真面目で純粋過ぎる』だと、今は思う」

エリカ「純粋……ですか……?」

まほ「ああ」

まほ「黒森峰戦車道に対する憧れや、その隊長・副隊長という存在に求めるもの」

まほ「どこまでも純粋で、悪く言えば悪意のない偏見に満ちてしまっている」

エリカ「そ、そんなことは……」

まほ「そして真面目が故に、その水準に満たない弱さを許せない」

まほ「他者に対しても、自分に対しても」

エリカ「……」

まほ「みほへのあたりの強さも、きっとそういうことなんだと思っている」

エリカ「それは……」

まほ「だが……一口にソレを治せとは言わない」

まほ「その真面目さと純粋さが、今のエリカの強さを築き上げたのも事実だ」

まほ「長所でもある部分を捨てろとは言えない」

まほ「だから――もう少しだけでいい。心にゆとりを持って欲しいと思う」

エリカ「ゆとり、ですか……」

まほ「ああ」

まほ「闇蜘蛛に寛大になれ、と言っているわけではない」

まほ「負の側面を見て、即座に駄目だと切り捨てないでほしい」

まほ「角度を変えれば、そこは長所の可能性もある」

まほ「……私では、西住流の規範に縛られて、異なる角度を取り入れられないことも多い」

まほ「そのスキルが高いみほに敗れたこともある」

まほ「……エリカはまだ、ただの一門下生だ」

まほ「そのことを活かして、広い視野で世界を見てほしい」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
413Res/252.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice