6:名無しNIPPER[sage]
2017/10/09(月) 03:03:45.77 ID:Qz0ENqNrO
あの娘? そう言われて誰のことを言っているのかはすぐに分かった――翼だ。
その後、お母さんにたまには自分で起きなさい、とのお説教を背中に受けながら私は玄関を出て、そして家の前に広がったいつもと違う光景を目にする。
「翼、いないんだ」
そう、いつもより一人分、人気のない家の前。
どうしたんだろう。何かあったのかな。
いつもなら家の前で待っててくれる翼と一緒に事務所に向かってるのに。
スマホを取り出して電話を掛けてみる。風邪とかなのかな、そうだったらお見舞いしないと。
そんな心配をよそに電話はすぐに繋がった。
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