2: ◆W7gaJxN1wk4q[sage]
2017/10/09(月) 00:11:35.50 ID:qGOmUEC9o
『ドスーン』
『ドスーン』
『ドン』
「ワシントン条約制限下で設計、世界中を驚愕させたクラスを超えた特型駆逐艦の1番艦、吹雪です。」
その声を聞き頭がくらくらした
脳が蕩けるようなボイスだったわけではない
証拠に自分の横にある窓ガラスを見よ 震えている。
音って波だったんだなぁ…
と昔学校で習ったことを思い出した。
「よ〜ろ〜し〜く〜お〜ね〜が〜い〜いたしまーす!!!!!」
バリッと音を立てて割れたのはガラスなのか鼓膜なのか
全長11.8メートルの巨人は頬を赤らめ元気よく挨拶をしてくれて。
頭をピヨピヨさせながら僕は答える
「よ、よろしく……」
その芸のない回答が精一杯。
僕を迎えてくれた初期艦
彼女はただただ…ただ…デカい。
艦娘というものがどういうものか
それを悟るのには大した時間はかからなかった。
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