31: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2017/10/08(日) 19:48:04.74 ID:zeaPrPlOo
建築学者「竹、これは良い……」
開拓者「まだ竹ばかり構ってるのか……」
建築学者「いやしかし、竹は大きな可能性を秘めています」
建築学者「建築以外にも応用が利きます。木材や藁の代用として最適でしょう」
開拓者「ああ、そういえば弓の使い勝手も良かったな」
開拓者「入れ物にも使えそうだ。竹の服……は着心地が悪いな」
開拓者「里の近くを流れる川を見に来た」
村長「誰に説明しているんですか?」
開拓者「気にしないでくれ。ひとりごとが癖なんだ」
開拓者「川が洪水することはあるか?」
村長「数十年前に一度ありました」
開拓者「治水工事は後回しでもいいな。俺が去った後で十分だ」
開拓者「……ん? この植物は」
開拓者「稲が自生しているじゃないか! ずっと昔に住んでいた誰かが遺したのか?」
村長「食べられるんですか?」
開拓者「穀物だ。麦に近い。さらに食生活が豊かになるぞ」
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