210: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2017/11/04(土) 18:17:34.10 ID:A8DUifUBo
王「開拓者よ。ご苦労だった」
王「今ここに、余の代で初めての町が生まれた!」
王「想像以上の働きであったぞ。礼を言う」
開拓者「はい!」
開拓者「そのお言葉を胸に、今後も各地の開拓を続けていく所存でございます!」
開拓者「と、言われたその日の内に次の開拓地へ移動かよ」
担当者「しっかりしてくだされ。王国の今後は君にかかっているんじゃぞ」
開拓者「それは王様の仕事だろ? なんかただ便利に使われるだけのような気がするんだよな」
担当者「開拓を続けるのは嫌かね?」
開拓者「いいや。開拓は好きだ。何もなかった場所に人が集まり、村が発展していくのってすごくワクワクしないか?」
開拓者「師匠……団長の下から離れてみて改めてそう思った」
担当者「そうですか……。それを聞いて安心しました」
開拓者「それに、俺の夢なんだよな」
開拓者「誰も差別されない、誰の命も不当に奪われない、誰もが笑顔でいられる……そういう、最高の町を作り上げるのが」
開拓者「開拓団には、社会から見捨てられた流れ者が集まっていた」
開拓者「言葉も話せない奴隷階級の奴とか。身内を一人残らず戦争で失った奴もいる。俺の妹分も捨て子だ」
開拓者「だから……人並みに幸せになりたいんだ。俺も、皆も」
担当者「開拓者くん……その夢、叶えましょう」
担当者「この王国軍の辺境治安維持担当者、命尽きる日までお供しましょうぞ!」
開拓者「ああ。一人じゃ手が回らないからな。老人だろうとこき使ってやる」
開拓者「行くぞ。俺たちの開拓はまだ始まったばかりだ!」
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