208: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2017/11/04(土) 18:12:56.40 ID:A8DUifUBo
被差別階級である開拓団から派遣された一人の男と、その功績は瞬く間に王国全土に知れ渡った。
富裕層の中には開拓者の出自を聞き眉をひそめる者も少なくなかったが、多くの国民は歓喜に沸いた。
というのも、戦時中は食糧に乏しく、大きな町に住む中流階級の人間ですら十分な食糧を得ることができなかったのだ。
竹林の町に大勢の人々が集まり『外国船を受け入れるな』『食糧を輸出するな』といった主張の暴動が起きた。
それは、食糧の安定供給を成し遂げ、海賊の撃退に成功した竹林の町への期待の裏返しでもあった。
次いで話題になったのは女性向けの酒場である。
我慢を強いられていた女性達が男性のように我儘に振る舞える酒場は、これからの王国の変化を示唆しているようであった。
この竹林の開拓は王国の再出発の礎であったとして現代でも高く評価されている。
終戦の年、王国民の心に希望の火を灯したのは開拓者だったのだ。
239Res/156.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20