【デレマス バトルSS】A級特別エキシビジョンマッチ編【ワールドトリガー】
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◆AXT/uuswxI
[saga]
2017/10/08(日) 22:14:58.95 ID:csJYa1eA0
──マップ中央部──
試合開始から数分。マップの各地で、それぞれの戦闘の火蓋が切られようとしていた。
奏『周子、あとどれくらいで狙撃位置に着ける?』
奏は周囲に気を配りつつ、トリオン体の機能の1つである内部通信を使い、声を発さず周子と会話する。
周子『ん、遅くても1分。転送位置が割と良かっ』
奏「…!」ピクッ
志希『上空警戒!』
直後、二時の方向から民家の頭を飛び越えての凄まじい数のハウンド(誘導弾)が降り注いだ。
奏は志希の警告の前にシールドを展開、両防御(フルガード)し、2枚張ったシールドを1枚割られたものの、無傷で防ぎ切った。
奏「(…拓海ね、危なかった)」
シールドを選択する為にバックワームを解除した為、レーダーに奏の位置を示す光点が映った。
周子『…ん。頑張って』
返事はしない。機微は互いに分かり合っている。
奏「(…次)」
拓海「よォ奏。お前だったか」
住宅街の通りに、拓海が立っていた。
奏「素敵な挨拶をありがとう、可愛い羊さん」
相手の精神を揺さぶるのも、立派な戦術の1つである。
拓海「こっ…!」
真っ赤な羊が吠えた。
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