【デレマス バトルSS】A級特別エキシビジョンマッチ編【ワールドトリガー】
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46: ◆AXT/uuswxI[saga]
2017/10/08(日) 22:14:58.95 ID:csJYa1eA0
──マップ中央部──

試合開始から数分。マップの各地で、それぞれの戦闘の火蓋が切られようとしていた。



奏『周子、あとどれくらいで狙撃位置に着ける?』

奏は周囲に気を配りつつ、トリオン体の機能の1つである内部通信を使い、声を発さず周子と会話する。

周子『ん、遅くても1分。転送位置が割と良かっ』

奏「…!」ピクッ

志希『上空警戒!』

直後、二時の方向から民家の頭を飛び越えての凄まじい数のハウンド(誘導弾)が降り注いだ。

奏は志希の警告の前にシールドを展開、両防御(フルガード)し、2枚張ったシールドを1枚割られたものの、無傷で防ぎ切った。

奏「(…拓海ね、危なかった)」

シールドを選択する為にバックワームを解除した為、レーダーに奏の位置を示す光点が映った。

周子『…ん。頑張って』

返事はしない。機微は互いに分かり合っている。

奏「(…次)」

拓海「よォ奏。お前だったか」

住宅街の通りに、拓海が立っていた。

奏「素敵な挨拶をありがとう、可愛い羊さん」

相手の精神を揺さぶるのも、立派な戦術の1つである。

拓海「こっ…!」

真っ赤な羊が吠えた。



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