二宮飛鳥「甘く切なく、穏やかに愛おしく」
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6: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/10/08(日) 06:39:06.39 ID:2Zc/gzyFO
翌週


P「ただいまー」

飛鳥「あぁ、おかえり。いいところに来てくれた」

P「ちょうどいいところ?」

飛鳥「少し、付き合ってくれないか。時間もちょうど3時だし、午後のティータイムとしゃれこもうじゃないか」





P「おおー。このパンケーキ、飛鳥が作ったのか?」

飛鳥「かしましいツインテール二人組に指導を受けながら、ね。一応、最初から最後まで直接手を動かしたのはボクだけだ」

P「生クリームにイチゴが盛りだくさんだな。おいしそうだ」

飛鳥「この前話してくれた撮影の話だけど、自作のパンケーキを用意してみたらどうだと提案されたんだ」

P「へえ、いいじゃないか。あとで俺も向こう側に伝えてみるよ」

飛鳥「あぁ。でもその前に、味が保証されているかどうかを確かめたくてね。キミに味見を頼みたい」

P「俺でいいのか? 手伝ってくれた人には」

飛鳥「甘い憂鬱を味わいたくないのだそうだ」

P「甘い憂鬱?」




心『食欲の秋ってさ。ついつい糖分取りすぎてお腹周りがぷくーってなってさ……スウィーティーだけどスウィーティーじゃないよね……』



飛鳥「………」

飛鳥「まあ、甘くて切ないというヤツさ」

P「?」

飛鳥「紅茶を淹れよう。キミは座っていてくれてかまわない」







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