少女「世界最後にひとつだけ――」
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6:名無しNIPPER[saga]
2017/10/08(日) 02:50:23.73 ID:2g0x8/aP0
少女「もしも、明日が平然と来るとして、今日のこの勤務っていつも通りの時給なんですかね」

男「まぁ、そうなんじゃないか。何も言われてないわけだし」

少女「でも休日とか深夜とか手当がつくわけじゃないですか。あんまり人が働きたがらない時間に働くと手当がつくわけですから、今日とか終焉手当みたいなのついてもいいと思いません?」

男「もしも明日があるなら、店長に直訴してみたらどうだ」

少女「いや、そんな勇気は私にはありませんよ。先輩お願いします」

男「冗談っぽく言ってみる努力はしてみよう」

少女「ふふっ」

男「どうしたんだ?」

少女「いえ。世界が終わる最後の日なんですから、明日なんて夢みたいな話なんでしょうけど、ニュースや新聞よりずっと、こう、現実味を感じてしまって」

男「まぁ、確かに明日世界が終わるなんて漠然としたお告げよりはそうやって普通に明日がやってくる方が幾分かありえるような気がしてしまうな」

少女「結局のところ現実味ってのは現実的か否かではなく親近感が湧くかどうか、なんでしょうね」


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