少女「世界最後にひとつだけ――」
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45:名無しNIPPER[saga]
2017/10/09(月) 02:03:13.13 ID:YMnG/wTI0
「真っ暗でなんにも見えません。先輩、どこですか」

「ここだよ」

「言われても大体の方向しか……あ、これ先輩ですか。えへへ、見えないんで手をつなぎましょう」

「違うよ」

「私今誰と手を繋いでるんですか」

「冗談だ。俺だよ」

「もう。全部終わりましたね」

「終わったな」

「スクーター、爆発しちゃいましたけど、どうやって帰ります?」

「どうしようか。大体の交通機関が電気に頼ってる現状、この電波が動いてるうちはどれも使えないわけだし」

「まぁ、もしかしたら機械の暴走なんて全然関係なくて。帰るまでもなくもうすぐ世界は普通に終わってしまうのかもしれないですけどね」

「確かにな」

「えへへ、先輩。それじゃあ、最後に」


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