国王「さあ勇者よ!いざ旅立t「で、伝令!魔王が攻めてきました!!」完結編
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618: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2018/11/25(日) 21:01:11.75 ID:h4w+AuR50

黒騎士「………"少年"の打倒から魔王の死まで」

黒騎士「本当に全てが魔法使いや賢者の手の内なのであったというのなら」

黒騎士「あの魔王勇者大戦を駆け巡った人々にとって、あまりに救いようのない話だ」

黒騎士「彼らは管理者を倒すためとはいえ、犠牲になるために生きていた…一人も残らずだ」

黒騎士「あの、魔王も。…それに生き残った父上と母上でさえ………」

ハーピィ「………」

黒騎士「私はただ、遊び人が残した言葉のように………物語は最後まで分からないもので」

黒騎士「魔王は、それに賭けて戦い、実現したのだと、信じたいだけなのかもしれない」

ハーピィ「黒騎士様…」

黒騎士「いや。しかし、私がこんなことを考えていれば、父上と母上に余計な心労をかけてしまう」

黒騎士「それに、全てを見届けた冥王が宝典に"魔王は死んだ"と記したのだ」

黒騎士「魔王は、もうこの世界には存在しない…」

黒騎士「…ハーピィ殿。私の独り言だと思って、今の話は忘れてくれ」

ハーピィ「は、はい。分かりました」

ハーピィ「さあ、着きましたよ。この扉の奥で、お二人がお待ちです」

黒騎士「ありがとう、ハーピィ殿」

ハーピィ「いいえ。では、私はこれで!」

黒騎士「ああ」


黒騎士「…」




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