国王「さあ勇者よ!いざ旅立t「で、伝令!魔王が攻めてきました!!」完結編
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456: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2018/08/04(土) 22:11:47.48 ID:+njJv4Yc0





以下略 AAS



457: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2018/08/04(土) 22:12:39.57 ID:+njJv4Yc0


魔王「………これが、扉を潜るということ」

魔王「どうやらそれを許されたのは、加護の名残をもつ者………私と、炎獣」
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458: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2018/08/04(土) 22:18:04.99 ID:+njJv4Yc0

少年「"鍵"」

少年「あれはそれ自体が気紛れな代物で、ひとたび持ち主が手放すようなことがあれば、誰の手に渡るか分からないんだよ」

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459: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2018/08/04(土) 22:18:49.56 ID:+njJv4Yc0

少年「僕はね。ウンザリしていた」

少年「先の見えない争いの世界も。何もかも科学の力で証明された夢のない世の中にも」

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460: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2018/08/04(土) 22:19:47.55 ID:+njJv4Yc0

遊び人(おい…なんだってんだ?)

遊び人(こいつらは何の話をしている…!?)

以下略 AAS



461: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2018/08/04(土) 22:20:38.86 ID:+njJv4Yc0

魔王「絶対的な力に溺れて、玩具のように生命の希望を生んでは壊し」

魔王「そうしていつの間にか」

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462: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2018/08/04(土) 22:21:23.11 ID:+njJv4Yc0

遊び人「それじゃあ、なにか? こ…この気の遠くなるほど馬鹿げたドンパチは全部、てめぇのでっちあげた台本だったってのかよ!?」


少年「…僕はあくまで結末を見越したきっかけを与えるだけさ。動き出した魔王と勇者がどんな道程を経るかは、分からない」
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463: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2018/08/04(土) 22:22:20.83 ID:+njJv4Yc0

遊び人「ガキの戯言にどいつもこいつも振り回されてたってかぁ!? どっ、どうりでおかしいと思ったんだよ、魔王だの勇者だの………」

遊び人「俺の生きてきたしみったれた街角じゃあ、そ、そんなもんはクソの役にも立たない絵空事だったからなぁ!」

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464: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2018/08/04(土) 22:23:09.98 ID:+njJv4Yc0

少年「でも、今君が一歩前に出たのは、どうして? そう。もしかしたら認めてもらえるかもって思ってしまったんだよね?」

少年「この大詰めに居合わせて、その他大勢に甘んじるためにひた隠しにしていた感情が顔を出した」

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465: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2018/08/04(土) 22:24:51.56 ID:+njJv4Yc0

少年「おやおや。逃げ出してしまいたい気持ちになるのも分かるけど、あんまり興奮すると危険だよ?」

少年「気をつけてね。ここは現世から遥かな距離を持つところ。僕が神として管理を行ってきた席なんだから」

以下略 AAS



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