国王「さあ勇者よ!いざ旅立t「で、伝令!魔王が攻めてきました!!」完結編
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415: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2018/06/09(土) 22:04:47.04 ID:tpR/STzE0













冥王「………側近」


魔法使い「………………」


冥王「何を驚いているのでせう。このあたくしが…お前様の死に際なんていう面白い見世物を、見逃すと思ったのかしら?」


魔法使い「………………」


冥王「安心なさいな。こんな人間の国までえっちらこっちら来たのは、単なる野次馬根性」

冥王「ただの見物ですのよ。………お前様が成し遂げようとしたことと、あたくしのお弟子さんが選んだことを見届けてみよう、なんて洒落てみただけここと」

冥王「歴史の生き証人ってやつは必要だと、そうは思いませんこと?」


魔法使い「………………」


冥王「あらあらまあまあ、お前様、本当に死んじまうのね」

冥王「もう既に"鍵"はお前様から離れ、新たな主を求めて何処へやら。まったく、尻の軽い乙女のような代物ですわね」

冥王「あの絶対的な力が、この辺りの馬の骨の手に渡っちまうなんてこんな結末、本当によろしいんですの?」


魔法使い「………………」


冥王「…ふふ」

冥王「最後まで不気味に笑うんですのね。お前様らしいこと」

冥王「"鍵"を手にする幸運の持ち主は何処へやら…」

冥王「それはそうと、お前様の生はここで幕引きですわ。大悪党の最期って、思いの外あっさりしたものですのね」


冥王「最後くらい安らかに眠りなさいな」


冥王「おのが魔の血に挑み続けた、愚かな魂」




冥王「我が友。側近よ………――」









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