国王「さあ勇者よ!いざ旅立t「で、伝令!魔王が攻めてきました!!」完結編
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388: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2018/06/09(土) 19:44:09.59 ID:tpR/STzE0



教皇『き…危険はないのか?』

賢者『彼は我々の研究に興味を示してくれている。自分の見立ててでは、同じ価値観の中にいるという印象だよ』

賢者『それに何より…永い時を生きた経験を持っている。そして膨大な魔法の知識』

賢者『自分達の研究…"古代文明と女神について"の答えが、得られるかもしれない』

教皇『…』


魔法使い『………古代都市の、文明…。人間界には、こんなものが残されているんですか』

魔法使い『資料をもっと下さい。これは魔界にはなかった、世紀の発見だ』

賢者『もちろんさ。しかし、キリのいい所で君が魔界で得た知識も披露してくれよ』

魔法使い『ええ、ええ。もちろん。とは言え、僕の得たものは"勇者魔王大戦の枠組みの中のもの"でしかありませんが…』

教皇『…!』

賢者『どうだい? 彼の熱意は本物だろう?』

教皇『う、うむ』

教皇『そうか…。ならば私とて、女神の子ということをこの一時忘れよう』

教皇『研究の成果のために、全てを捧げよう』





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