国王「さあ勇者よ!いざ旅立t「で、伝令!魔王が攻めてきました!!」完結編
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272: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2018/03/11(日) 01:31:34.65 ID:224Ehhrc0

賢者「ぐっ…!」

女勇者「剣豪…っ、止せ!」

剣豪「止めんな、女勇者。こんくらいでどうにかなるタマじゃあねぇんだ」

剣豪「魔界の死炎山で、ドラゴンの尾っぽにぶっ飛ばされた時の方が効いたろうが」

剣豪「闇の谷で巨人に握りつぶされそうになった時や、キメラの大群に一斉に牙を立てられた時の方が」

剣豪「よっぽどヤバかったよなぁ………賢者?」

賢者「…」

剣豪「俺様達は一緒に命をなげうって旅をしてきたくされ縁同士だ。なんなら、旅の前がどんだけ半人前だったかも知ってる同郷だ」

剣豪「それをてめぇ………なんなんだよ、てめぇはよ」

剣豪「なんでそんな、敵を見るような目で見るんだよ…!!」

賢者「…」ギロ

女勇者「…賢者」

賢者「………あの旅を妙に美化してしまうのは、君の悪い癖だよ。剣豪」

賢者「あの旅で、自分達は何を成し遂げたって言うんだい?」

剣豪「…なんだと?」

賢者「言ってごらんよ。勇者一行であるはずの自分達は、魔王を倒したかい? 違うだろう!」

賢者「ましてや、"何故魔王を倒すのか"も考えないままに、闇雲につっ走り続けただけじゃないか!」

賢者「自分達に協力をしてくれた人達を振り回して、無駄に死なせて、その旅の果てに」

賢者「君はどうして、そんな風に悠々と妻をめとって将軍なんかやっていられるのさ!?」

賢者「笑わせないでくれ!!」




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