国王「さあ勇者よ!いざ旅立t「で、伝令!魔王が攻めてきました!!」完結編
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127: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2017/10/28(土) 23:50:03.76 ID:L2B0drxD0


魔王《こ、これは………教皇の記憶》

魔王《あの時垣間見たものと同じ…!》

魔王《生々しい、追憶の断片…。互いの存在をぶつけあっている今、ひりひりとそれが伝わってくる!》

魔王《あれは、やはり私達を惑わすために見せた幻覚ではなかった………!!》




魔法使い「現段階で、後の魔王とその四天王がその顔ぶれを揃えました」

魔法使い「炎獣、氷姫、雷帝、木竜。彼らが、勇者討伐作戦と称して特攻をしかけてきます」

教皇「…それが、今回の魔王勇者大戦の幕開けとなるわけか」

魔法使い「ええ。一方で、間もなく王国の転覆に際して勇者一行は各々がその立場を自覚します」

魔法使い「それすなわち、商人、武闘家、盗賊、戦士、僧侶………ふふ、それに私もね」

教皇「…下らん芝居をうつものだな」

魔法使い「大事なことですよ、こういうことは。あなたも心しておいてくださいね」

魔法使い「武人の兄弟、戦士さんとその兄君の処理はあなたにかかっているんですから」

教皇「分かっている」

教皇「王家を裏切る戦士の兄に、見返りとして王国正規軍を任せてやれば良いのだろう」

魔法使い「ええ。彼はその役目を立派に成し遂げるでしょう」

教皇「くくく…。魔王と四天王に敗れる、という役目か」


魔法使い「…勇者に神託が下り、いざ旅立たんという時に、王国軍は敗れ去る」


魔法使い「そうして港町に迫る魔王と四天王を、商人さんが決死の覚悟で止めにかかる…」




魔法使い「………それが、この物語の始まりなのですから」






魔王《――ッ!!》







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