平塚jk「おい八幡、部活行くぞ」八幡「勘弁してくれ……」
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46:名無しNIPPER[saga]
2017/10/07(土) 23:38:07.47 ID:krHEmvlP0

 かつて。

 由比ヶ浜結衣は愛犬の散歩中、平塚静が蹴り飛ばした痴漢とぶつかりそうになった事がある。その勢いは大砲のようで、愛犬と共に死を悟ったレベルだった。

 結果的には一人の少年が間に割ってきたおかげで怪我ひとつしなかった。その少年は二週間ほど入院する事になり、由比ヶ浜結衣はその恩をずっと覚えている。

 それと同時に由比ヶ浜結衣は平塚静への恨みも強く抱いていた。


結衣(ヒッキーを早くあの地獄から救わなきゃ……)


 痴漢を蹴り飛ばした事自体は襲われていた女性を助けるためだったらしいし仕方ないと割り切っている。

 だが、平塚静がいつもやりすぎる事は目に余るし、退院してきた比企谷八幡を連れ回している事は全くもって許容できない。

結衣「平塚静先輩、あなたは私の敵です」

 一年間、彼女を恨み続けた。

 腕力では敵うはずもなく、そもそも由比ヶ浜は好戦的な性格ではない。

 彼女に出来ることと言えば――、



 カーン、カーン、カーン!



 丑三つ時に藁人形を叩くことぐらいだった。



結衣「あの人が呪われれば、きっと人並みの体力に堕ちるはず」カーンカーン

幽霊「………」

結衣「ヒッキー、私に任せてね。私がなんとか……」カーンカーン

幽霊(こいつ……負のオーラ出まくりで心地いい……)ニコッ


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