22:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 08:02:22.04 ID:HlHriJiu0
アズミ「あのね、人のロッカー弄って──やることが陰湿よ」
「……っ、すみません、すみません……でも、中を見たりは、してないです……」
アズミ「ふぅん。じゃあ、メモを挟んだだけ? 中をあさったりとかはしてない?」
「はい、嘘じゃありません……本当です、そんなこと……しないです……」
アズミ「……。そのメモにしたって……ダサいし、しつこいし、何がしたいのか全然わかんないわ」
「っ……ごめん……なさい……」
アズミ「あんたも戦車乗りならさ、好きなら好きって、もっと堂々と……堂々と……。……。……ハァ……。」
「……、……?」
アズミ(……。誰かを好きになって──精一杯青春を楽しむ権利は誰にだってあるはずなのに……どうして私達には、それが無いのよ……)
アズミ「……不公平だわ」
「? は、はい……すみま……せん……?」
アズミ「……、あのね、いい加減そんな顔はやめてちょうだい。イライラする」
「は、はい……。」
アズミ「……。逃げなかった貴方の勇気に免じて……一つだけ、私の秘密を教えてあげる。」
「秘密……?」
アズミ(……。すぅ、はぁ……)
アズミ「私ね──バイだから」
「……え?」
アズミ「バイよ、バイセクシュアル、貴方ならその言葉──知ってるでしょ」
「え、あ……え……!?」
アズミ「そういうわけだからさ……」
アズミ「……ね、私はあんたのこと、気持ち悪いと思ったりはしないわよ……」
「……!」
33Res/39.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20