乙倉悠貴「夢をひらく鍵」
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25: ◆twOYNJxMJs[saga]
2017/10/06(金) 00:54:05.97 ID:h7xFOhfZ0

扉の周りだけがわずかに明るく、それ以外は真っ黒な世界。
私はそんな世界に再び立っていました。

「また来れたんだ」

扉をまっすぐ見つめ、私は立ちます。
今までずっと開かなかった扉、あの鍵がないと開くことができないと思っていた扉。
でも、宝物の鍵が無くたって扉を開く鍵はいつだってそこにありました。

「自分が扉を開きたいと強く思うことっ! きっとその思いが鍵になるはずっ!」

ピカッ!

「きゃっ!」

扉の前で宣言した瞬間、目の前が眩しく光りだします。
目を開くと、目の前の扉には変化が起きていません。ですが、懐かしい感触が私の首元に……

「鍵だっ!」

私の首には見慣れたネックレスがかけられていました。
もちろん鍵も一緒です。

「おかえりなさい」

私の言葉に反応するかのように鍵はキラキラ輝いていました。

「開こうっ!」

鍵を手にした私は扉の鍵穴に鍵を挿します。

カチッ……!

どうやら上手くはまってくれたようです。

ギィーー……バタンッ!

重い音を響かせながら、ついに扉が開かれました。
扉の先へ、一歩、また一歩私は進んでいきます。
そして……



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