16:名無しNIPPER
2017/10/05(木) 16:29:21.83 ID:pO2JNvhi0
白ガヴリール「それで何のお話でしたっけ?サタニキアさん」
サターニャ「アンタと同じ名前で見た目のガヴリールの話ね」
サターニャ「でもあいつは貴方みたいに上品で良い性格してないわよ?悪魔より悪魔みたいなやつって言うか」
17:名無しNIPPER
2017/10/05(木) 16:30:27.87 ID:pO2JNvhi0
サターニャ「うわっ、おっきい……」
白ガヴリール「ふふ、女の子がこんなにジャンクなものを食べるのは、はしたないですかね?」
サターニャ「そんな事ないと思うわよ、ただそれにしてもデカいというか…」
18:名無しNIPPER
2017/10/05(木) 16:31:20.19 ID:pO2JNvhi0
時間も時間、それにガヴリールとの話のせいでイイ具合にお腹が空いていて……
サターニャ(でも囓り付きたいんだけど……ちょっと、熱そうなのよね)
肉の先をキッチンペーパーで厚めに巻いて持ち手を作っていると、その横にある小鉢とミルがあるのに今更ながら気が付いた。
19:名無しNIPPER
2017/10/05(木) 16:32:02.40 ID:pO2JNvhi0
ふうふうと念入りに息を吹きかけて、熱さに怯えながらもそのまま太もも部分に囓り付く。
サターニャ「ふぁふぅい!!」
衣に触れた唇が焼かれたように、熱い!だが、歯は既に衣に達しそのカラッというよりはバリッという感触の、厚く硬い衣を砕いていた。
20:名無しNIPPER
2017/10/05(木) 16:32:55.15 ID:pO2JNvhi0
サターニャ「ふ、ふごひぃ……」
口の中では柔らくみずみずしいとすら感じる肉と共に硬い衣が舞い踊り、硬さと柔らかさが入り交じり交差する。
これはしっかり衣を作ることで肉汁を逃がさず、がっつりと内側に閉じこめているんだ。
21:名無しNIPPER
2017/10/05(木) 16:33:44.24 ID:pO2JNvhi0
大将「はい、スティックサラダ持ってきたよ!」
白ガヴリール「待ってました!」
今度はグラスに入った野菜スティックが登場してきた。
22:名無しNIPPER
2017/10/05(木) 16:34:56.68 ID:pO2JNvhi0
サターニャ「!?!?」
冷たくて、肉厚で、みずみずしく、新鮮さを如実に表す歯触りだった。
そうして、奥歯でそれを噛みしめた瞬間 ……口と鼻に緑の風が吹き抜けた。
23:名無しNIPPER
2017/10/05(木) 16:35:41.69 ID:pO2JNvhi0
その後、私達は日が暮れるまで肉を食べ、話し合った。
私が唐翌揚げに齧りつき、『あつい!!』と声を上げると、ガヴリールが笑い私が、うるさい、と怒る。
そしてまたガヴリールは笑い、肉に齧りつく。
24:名無しNIPPER
2017/10/05(木) 16:36:30.22 ID:pO2JNvhi0
白ガヴリール「今日は楽しかったですね、サタニキアさん」
サターニャ「ええ、そうね」
白ガヴリール「サタニキアさんのお陰で、暇つぶしに町をブラブラする退屈な一日が、予想外の楽しい一日に変わりました。ありがとうございます」
25:名無しNIPPER
2017/10/05(木) 16:43:47.82 ID:pO2JNvhi0
突然謝罪から入ります。すみません
前回のガヴリールドロップゲーマーズのあとがきパートで次はガヴリールドロップストーリーを書くと言っていましたが現在絶賛スランプ中で中々書けず、先に内容の決まっていたドロップゲーマーズを優先して書いてしまいました。
後は唐突な飯パートからの見苦しい地の文の嵐もすみませんでした。
26:名無しNIPPER[sage]
2017/10/05(木) 17:48:46.85 ID:Gmp2+xIt0
乙
今回も面白かった
スランプなら、別のガヴドロSSを書いたらいいんじゃないかな?
これはシリーズものだけど、短編のSSを書くとかすれば創作意欲も湧くからね
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