女「リトライ」
1- 20
9:名無しNIPPER[saga]
2017/10/04(水) 00:13:41.88 ID:o43ash/z0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


友「……」

友は黙って屋上の柵に手をかける。

ギギィ……と軋む柵。

女(今度はタイミングに気をつけてーーーーーー)

友が歩いて、振り返って。

今まさに走り出そうとした、その瞬間。

女「ストーーーーップ!」

友「!?」


スーパーお説教タイム

女「死んで何になるっていうの! 死んで何が変わるっていうの! そう! 何も変わらない! でもね、生きてさえいれば必ずきっと何かは変わるのよ! 一ミリ未満でも、何かは必ずいい方向へ進んでいくはずよ! あんたに何があったのかなんて私は知らないわ! でもね、これでも結構友達やってきてたんだもの、これからもよろしくお願いしたいのよ! 一緒に卒業式をして、一緒に高校に入学して、一緒に毎日を過ごしていきたいの! あんたと一緒に過ごした毎日が楽しい! 嬉しい! ずっと続けていきたい! これだけの理由じゃダメなの!? 何がダメなの!? 100文字以内で私の納得できるような答えを述べなさいよ! さぁ、早く! そんなこともできないのに自殺とかしてんじゃねーよ! 勝手に一人で死のうとしてんじゃねーよ!フザケンナこの野郎! いじめか?ぶっ潰してやるよ! 失恋か? 喧嘩か? 私がいるわよ! しっかりしてよ!」


友「ええぇぇぇぇ……」

女「ゼーゼーハーハー」

友「」

女「ゼーゼーハーハー」

友「ごめんね」

女の力一杯のお説教は届かなかった。

友は女を振り切り、飛び降りてしまった。

女「嘘……でしょ……」










女「…………………………………………リトライ」









目の前が白く霞んだ。

意識は飛んだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
19Res/12.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice