今井加奈「温泉街とエイリアン」 【ウルトラマンオーブ×シンデレラガールズ】
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53:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/02(月) 00:31:39.59 ID:68qbHRVe0

―――車中

P「よし、帰るか。最後に大変なことがあったけど……」

加奈「そうでしたね……でも、みんなが仲直りしてくれてよかったです!」

 あの後、マグマ星人は(渋々といった様子だったが)三人の言うことを聞き入れ、この街で住むことになった。
 でもいずれ馴染んでくれるだろう。何と言ったって宇宙人も憩う温泉街なのだから。

加奈(宇宙人……か)

 東京に来て、アイドル界に入って、不安を抱えていた自分。
 忍はそれをエイリアンのようだと表現した。だとしたら――

加奈「プロデューサー、わたし決めました」

P「何を?」

加奈「わたし、どんな人も笑顔にして、幸せにできるようなアイドルになりたいです!」

 プロデューサーは微笑んで、力強くうなずいた。

P「よーっし! それじゃあこれからも頑張――」

加奈「あっ、プロデューサー!」

 加奈は口の前に指を立て、後部座席に顔を向けた。プロデューサーもハッと気づいて、口を閉じた。

こずえ「すぅ……すぅ……」

 こずえが安らかに眠りこんでいた。
 その寝顔を見て二人は笑みを突き合わせ、小さく声を合わせた。

P「がんばるぞー」

加奈・P「「おーっ!」」



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