【安価】京太郎「スパロボ学園!」久「あなたには私がいるじゃない!」【part25】
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642: ◆3jlGSb6oVpwG[saga]
2020/08/20(木) 23:36:26.11 ID:IAB2aWyt0


―――【???】



京太郎は静かに、瞳を閉じた暗闇の中で手でなにかを探す

そしてその手がなにかを掴むと同時に全ての感覚を思い出す

シートも、グリップも、そしてパイロットスーツや自らの前髪の感触も


「咲……モモ……学園のみんな……」


その表情は穏やかであり、“本来の須賀京太郎”を彷彿させるものだった


「俺は旅に出るよ……」


彼の記憶は確かに存在している

だが、同時に全ての“須賀京太郎”の記憶も存在していた

巨大な湖の中の一滴の水、だがそれでもすべてを理解してしまうのは特異点故か……


「受け継いだ使命を果たす為に……虚空の使者としてディス・アストラナガンと共に全ての並行世界を守るための戦いの旅……」


特異点となったが故に、すべての自分を―――否


「……また会おう、咲、モモ……俺の愛すべき友たちよ」


全ての“友”のための旅に―――


「だからこそ、今は別れだ……」


数多の平行世界の記憶を持ち、数多の世界を救うと誓ったからこそ、往く



この“須賀京太郎”は【因果律の番人】【平行世界の守護者】へと至る道

しかし、無限の宇宙は彼を数多の可能性へと誘う

特異点だからこそ、時代の誤差、場所の誤差、戦場の誤差など、大したものではない


「だが、また会おう。また来よう!」


彼は世界に遍在する―――彼だけではなく、起点とされた世界から無数に分岐した世界は……

故に、一つの彼の旅<世界>は終わる

そして、終焉の後にこそ―――



「スパロボ学園!」



―――開闢の銀河へ





カン!





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