【安価・コンマ】幻想的な世界を探険家が行くようです【オリジナル?】
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◆nN35Xsj1FM
[saga]
2017/11/10(金) 21:43:48.53 ID:Koyj0hWB0
NGHAAAAAAAAAAAAA! また遅くなってしまったぁ!
とまれ、始めます。
=====此処から=====
「ご満足頂けましたか?」
「はい。お腹一杯です」
皿が下げられ、グラスに水がまた注がれる。それを飲めば、少し残っていた後味を、柑橘の風味が流し去っていく。
爽涼。口の中もすっきりとして、後に残ったのは、心地よい満腹感だけ。昼寝の一つでもしたくなる様な、穏やかな気分だった。
「あの、美味しい食事、有難うございました。これ、お代です」
「いえいえ。楽しんで頂けた様で、何よりです」
ぱさりと、紙幣を手渡す。相変わらずの微笑みを浮かべてそれを受け取った店主は、それを勘定し直すこともなく、そのままカウンターの後ろの金庫に入れた。
ちょっとばかり、不用心な気もする。
これをちょろまかしてしまう様な不届き者も場所によっては居ると聞くが、そんなことも必要ないほど、客への信頼があるのだろうか。
そうだとすれば、その客として扱われているアルジールにとっても、嬉しい話である。
「また、お伺いしますね」
「えぇ。またのご来店、お待ちしています」
ちょっと食べすぎたかしら、お腹が重いかも、と、そんな心配をしながら席を立つ。
外の明かりの様子を見れば、昼を過ぎた頃だろうか。そろそろ、帰るによい頃合いである。
会釈して、扉を開ける。さて、今日はあと何をしよう。次の予定を考え、扉を抜けた。
「あぁ、そうそう。一つアドバイスですが」
「『団子鼻さんに会いに行ってみてください』。きっと、お役に立つと想いますよ」
「えっ?」
去り際に掛けられたその声に振り向くだけの時間は、彼女にはなく。意味を問おうとした時には、扉は閉まって―――
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