【安価・コンマ】幻想的な世界を探険家が行くようです【オリジナル?】
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341: ◆nN35Xsj1FM[saga]
2017/10/20(金) 22:32:42.57 ID:hXMEzEEd0
「ふぅ……これで、未踏領域は大体埋めたかな」

霧の高原自体は、実の所、完全に人跡未踏の地であるという訳ではない。
其処に村が存在し、人が暮らしている上、直ぐ側を鉄道が通っているのだから、ある程度、その地勢については調査も行われた。
しかし、それでも尚探索の手が及ばない領域というのは存在している。
主に、アルジールの様な探険家が出向くのは、そうしたエリアだった。
それは俗に「未踏領域」と呼ばれているが、アルジールは、彼女に割り当てられたこの未踏領域について、探険を完了した。
探険が終われば、次に来るのは、その情報の報告である。
その為には、一度トラムツキーのギルドに戻らなければならない。

となると、此処に設置した拠点は、完全に引き払う必要がある訳で。
一息つき、彼女は、自分の前に鎮座している自分の拠点を片付け始める。
極短い間とはいえ、自分の家であった場所というのは、意外と愛着が湧くものだと、そうしている内に、彼女は発見した。

初めての探険というのは、大変だったが、自分にとって良い経験になったのではなかろうかと、そう思う。
探険家として、姉に近づき、そしてその痕跡を追う。彼女の目的に、また一歩近づけた。

「これからも、頑張らないとね」

ぽつりとつぶやいて、彼女はまた、引き払いの為の片付けを続けた。



=====此処まで=====

済みません、今日はこれ以上続けられないので、此処で切り上げます。
明日以降、探険から帰ってきた時の処理を行ってから、拠点行動に移ろうと思います。

……ところで、このスレの世界観には、実はドマイナーな元ネタが存在しています。
幾つかネタは仕込んでありますが、お気づきになった方、いらっしゃるでしょうか。
もしいらっしゃったら……ちょっと嬉しいですね。

では、短いながらお付き合い頂き、有難うございました。
お疲れ様でした。


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