【安価・コンマ】幻想的な世界を探険家が行くようです【オリジナル?】
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319: ◆nN35Xsj1FM[saga]
2017/10/13(金) 23:52:28.24 ID:t/S/PhQg0
アルジールは、拠点を村の傍に移すことにした。
昼間であれば安全性は保証されるが、夜は話が別だ。
それまでに、村の様な、安全な場所に移るべきだと考えたのだ。
幸い、昨日の悪魔は特に光に弱い様子だった。
まだ街灯の普及は充分ではないが、その分、村の警備はしっかりしており、篝火の類も多い。
明かりさえあれば、そう襲われることもないだろう。

一先ず、荷物などは全て村の外れにまで引き上げ、其処を仮の拠点に定める。
その後、村の有力者に話を通し、悪魔の出現を、情報として伝える。
これだけで、大分危険は減る筈。

「いやはや、しかし、悪魔に出会ってよく生き残ったものだ」
「あぁ、助けてくれた人がいたので」
「おや、そうだったか。では、その御仁にも、謝辞の一つでも送らなければならないな。そうでなければ、我々は悪魔の事を知らずにいたのだから」
「そうですね……」



拠点を村外れに移した。
夜の運命判定がなくなった。


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