【安価・コンマ】幻想的な世界を探険家が行くようです【オリジナル?】
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◆nN35Xsj1FM
[saga]
2017/10/13(金) 00:02:40.38 ID:t/S/PhQg0
「……いえ。結構です」
暫く考えて、アルジールは、それを断ることにした。
返事を聞いて、イーゼルの顔は、少し曇る。
「そう、か。要らぬお節介、という奴だったかな」
「あ、いや。そうじゃなくって」
「ふむ?」
沈黙。
決して、不満がある訳ではない。
その様子からして、アルジールがこの男性から学ぶ所は大であるのは、明白だ。
身なり、装備、立ち居振る舞い。少なくとも、駆け出しの探険家とは比べ物にならない経験を、彼は積んでいる。
その教えを請うことが、マイナスになる筈はなかった。
ただ、
「その。自分で、色んな物を体験してみたくて」
「――――」
イーゼルは、幾つか皺の刻まれたその顔に、曖昧な表情を浮かべる。
郷愁、だろうか。何かを懐かしむ様に、目を細める。
「そうか。未知の探求こそは、我々探険家の本領だ。それを遮るわけにはいかないな」
そして、彼は首肯し、断りを受け容れた。
「……まぁ、しかし。それにしても、全く何もしない、という訳にもいかないな」
「え?」
「これは、私の我儘だと思って聞いてほしいのだが」
「折角こうして出会えた縁というものが在る。このまま別れるというのも、勿体のない話だ」
彼はそう言うと、アルジールを誘い、近くの倒木に座った。
「贈り物、として考えてほしいのだが。何か、君が聞きたいことがあれば、これに答えようと思う」
「聞きたいこと……?」
「そうとも。私の遍歴も長い。君にとって、どうしても知りたいことがあるのなら、私の知る限りを教えよう」
「無論、私の勝手な物言いだ。これも不要というなら、無理に押し付けるつもりはないが」
「此方は、どうかね?」
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