17:名無しNIPPER
2017/10/01(日) 01:30:39.51 ID:/zESL2O40
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目に入ってきたのは、いつもの朝の風景。
見渡しても白い壁に視線が止められる。
視線を落としても、花柄の掛け布団が見えるだけで、目の光を失った少女などどこにもいない。
今見たのはただの夢。
でも、自分の犯した罪を忘れるな、と突きつけられたようなリアルさを孕んでいた。
あの夢が、現実に起こった結果だと言うのなら、あの子は。
ことり「嫌……」
もう何度その台詞を吐いただろうか。
嫌だ嫌だと、駄々をこねる子供のよう。
すがるもののない小娘の脆さ、無力さたるや、未だすべては受け入れられないでいる。
ことり「ぃ……ゃ……ぁあっ」
ことり「あああああああああああああっ!!」
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