59: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/09/30(土) 15:59:55.82 ID:r5zFZECu0
「P様がいなければ、今頃教会はどうなっていたともわかりません」
「本当に、ありがとうございます」
かしこまって深々と頭を下げる彼女を、ただ見つめる。
プラチナブロンドの髪が柔らかくひかりを放っている。
「そうじゃない」
手を振って否定した。
「ここまで頑張ってくれたクラリスのおかげだから」
実際、僕にできたことなんて、彼女を支えることくらいだった。
本当に頑張ってきたのは彼女の方だった。
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