クラリス「あたたかで素晴らしい日々に」
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54: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/09/30(土) 15:53:23.82 ID:r5zFZECu0
 空いていた会議スペースをおさえて、そこに彼女を通した。

 彼女からチェスターコートを預かる。彼女は品の良い薄桃色のブラウスを身に着けていた。

 雪のように白い肌によく映えている。

 首元には、赤いブローチが留められている。きっと大切なものなのだろう。


「突然押しかけてしまい、大変申し訳ありません」

 椅子を勧めると、彼女は座るよりも前に謝った。

 それから彼女は何度か深く息を吸って、緊張した面持ちで話した。



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