4: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/09/30(土) 14:46:25.61 ID:r5zFZECu0
珍しく雪の勢いは強く、融けていくそばから振り落ちる。
きっと明日には積もっているだろうと思った。
エレベータを上がり、事務所の鍵を開けようとして、部屋に明かりが灯っていることに気付く。
てっきり、ちひろさんが残っているものだ思った。
「お疲れさまです」
そう言いながら部屋の中に入ったものの、彼女の姿はなかった。荷物も置かれていない。
だけど部屋の中は適度に暖房がかかっていて、思わずため息が漏れた。
「お疲れさまです、P様」
ソファの方から声がかかる。
ついさっきまで聞いていた声だった。
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