【ガルパン】桂利奈ちゃんがラーメン屋を潰す話。
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14: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/09/30(土) 06:21:39.50 ID:gbso4KrM0
彼のラーメンは、所謂お袋の味である。
広義のお袋の味ではない。
お袋の味というものは、何も味噌汁や肉じゃがばかりではなく、家庭の数だけお袋が居て、お袋の数だけお袋の味があるのだ。
彼の家ではそれがラーメンだった。

母の作るラーメンを人生の節目節目に食べていた彼にとって、母のラーメンは世界一美味い食べ物となった。
その完全再現、それを宣伝文句とした。
しかし、不安もあった。

サカグチは、気に触ったらごめんなさいと前置きして、言った。
店主が考えまいとしていた事を、瞭然と。

「あなたのお母さんがあなたに作った時だけ、このラーメンは世界一美味しいラーメンになるんだと思います」


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