陰キャラ「毎日本田未央に話しかけられてつらい」
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22:名無しNIPPER[saga]
2017/09/28(木) 22:35:16.35 ID:OFborRup0
陰キャラ(それから、ぼくは学校生活を思う存分楽しんだ)
陰キャラ(体育祭や文化祭と言った、今までは敬遠してたイベントにも、参加するようになったし)
陰キャラ(挨拶を続けてたら、朝の挨拶運動の実行委員長にもなってしまったのは笑ったけど)
陰キャラ(休日も、家に閉じこもってばかりではなく、友達と出掛けるようになった。また服装や髪型にも気を配るようになった)
陰キャラ(そして少し自信が付き、ちょっと前までは考えれないほど、人と触れ合う機会が増え、笑う事が多くなった)
陰キャラ(人生が目に見えて変わっていった)
陰キャラ(……もし、本田さんが話しかけてくれなかったら、ぼくは一生一人で、暗い顔をして生きていたかもしれない)
陰キャラ(本当に、本田さんには感謝してもしきれない)
陰キャラ(……そして、同時に本田さんへの恋心も、抑えきれなくなっていた)
陰キャラ(100%フラれるとわかっていても、釣り合わないと理解していても、それでもやっぱり諦めがつかなかった)
陰キャラ(身の程知らずと言われようと、それでも、何事も行動してみなくちゃ結果は分からないものだ)
陰キャラ(それをぼくに教えてくれたのは、他ならぬ本田さんなのだから)
未央「いーくん、話ってなに?」
陰キャラ(そして、放課後、呼び出した本田さんが、今、ぼくの目の前にいた)
陰キャラ(……ぼくは、体中から集められるだけの勇気をかき集めて、そして大きな声で、こう言った)
陰キャラ「本田さん、ぼくは、きみのことが――」
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