1:名無しNIPPER[saga]
2017/09/27(水) 23:17:19.18 ID:HBX5dev2O
男(いつもの帰り道だ)
男(何一つ変わることがなく、なんだったらいつもよりも清々しい帰り道だ)
男(なのに何で気になる、なんで進む)
男(分かっている、見過ごすことは出来ない)
男「……コンニャクが落ちてる」
友「は?」
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[saga]
2017/09/27(水) 23:19:34.77 ID:HBX5dev2O
友「何言ってんの?お前?」
男「だから道路のど真ん中にコンニャクが落ちてるんだよ」
友「どんな国だよ、お前大丈夫か?」
3:名無しNIPPER[saga]
2017/09/27(水) 23:22:22.27 ID:HBX5dev2O
友「んでコンニャクが何だって?」
男「コンニャクが落ちてるんだよ!!!!そこにさぁ!!」
友「コンニャクが道路に落ちてるくらい何なんだよ……珍しいけど騒ぐことの程でもないだろ」
4:名無しNIPPER[saga]
2017/09/27(水) 23:24:27.97 ID:HBX5dev2O
男(なんで道路にコンニャクが落ちてんだ?なんで誰も拾わないんだ?)
男(コンニャク……だよな?あれどうみてもコンニャクだもんな?)
友「つーかそもそも」
5:名無しNIPPER[saga]
2017/09/27(水) 23:29:18.73 ID:HBX5dev2O
次の日 学校
男「……」
友「よーう男、また仏頂面で大したこと考えてないんだろ?お前は昔から難しそうな顔でしょうもない事を考えるのが得意だもんな、演技じゃないんだから尚更お前が心配になってくるよ俺は」
6:名無しNIPPER[saga]
2017/09/27(水) 23:31:38.94 ID:HBX5dev2O
男「……」
7:名無しNIPPER[saga]
2017/09/27(水) 23:33:39.43 ID:HBX5dev2O
男「あんた!そのコンニャクが見えるのか!?だよな見えるよな!?それはコンニャクなんだよな!?」
女「……」
女「コンニャク……?」
8:名無しNIPPER[saga]
2017/09/27(水) 23:36:37.41 ID:HBX5dev2O
男「おう!もちろん!」
女「……そう」
男「だよなー、そうだよな、やっぱ友がおかしいんだ!だって完全にそれコンニャクだもん!」
9:名無しNIPPER[saga]
2017/09/27(水) 23:40:09.79 ID:HBX5dev2O
女「嗅ぎ回って来たのか、ここでは万分の一にも満たない力になってしまう癖に、それでも私に勝てると思っているのか?」
女「下劣なやつだ、それでいて愚かしい」
女「下のものが上の者の命を奪う時には何より奇襲が効果的だ、お前はそんなことも習わなかったのか」
10:名無しNIPPER[saga]
2017/09/27(水) 23:44:23.96 ID:HBX5dev2O
男「だから!俺は本当に何にも知らねぇんだってば!」
男「ただそこに落ちてるコンニャクが俺以外に見えないっぽいから!見えてそうなお前に声をかけた!それだけなんだよ!」
女「……」
10Res/6.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20