26:名無しNIPPER
2017/09/29(金) 00:01:42.15 ID:Rfh6XpPD0
「で、今更っちゃ今更だが、なんでお前ら幼女になってんの?」
「ほんとうにいまさらね……。それが、わたしにもわからないのよね。めがさめたらこのすがただったし」
「あたしも……。さすがにこんなこと、だれかにいうわけにもいかないし。でもとりあえずがっこうにはいかなきゃだめかなとおもって」
「いしょうだんすからこどものふくをひっぱりだしてきて、いろいろかいくぐって、どうにかこうにかがっこうにきたんですよ。ひとりでそうこにかくれてるのすごくさむかったです。わたしもほうしぶのぶしつにいっとけばよかった……」
どうやら三人とも似たような境遇のようだ。あまり原因究明の参考にはならない。
「まぁ、三人が縮んだ理由については後で考察するとして。お前ら、俺の家に泊まるにしても、ちゃんと偽装工作はするんだぞ」
「ぎそうこうさく、とはどういういみかしら?」
「いくら小町が相手とは言え、これ以上正体バレするのはまずいだろ。我が愛する妹なら、絶対に情報漏洩なんてしないだろうが、何かまかり間違ってお前らの存在が外に漏れるかもわからん。隠せるに越したことはない」
「でも、このままおたくにおじゃましたらたぶんつうほうされちゃいますよ?」
「ああ、それは重々承知だ」
「しょうちしちゃうんだ!?」
「小町はしっかりさんだからな。だから、お前らにはちと演技をしてもらうことになる。いいか――」
俺の作戦を聞いた三幼女は、三者三様の表情を浮かべた。
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