22:名無しNIPPER
2017/09/28(木) 23:03:58.75 ID:zvsBAU1u0
「それじゃ、わたしもせんぱいのおうちでおせわになりますね♪」
「……まぁ、二人も三人も同じか。小町の抱き枕にされてしまえ」
「さっきよりもざつになってる!?」
「あー、私は今から三人分の連絡をしてくるから、君たちは暗くなる前に帰りたまえ」
「はい。ひらつかせんせい、よろしくおねがいします」
平塚先生はどこかで見たような澱んだ瞳を伏せながら、階下へと降りて行った。
俺は、姦しく話し続ける三人の幼女を眺めながら、今後の事について思いをはせるのだった。
……どうすんだコレ。
― ☆ ―
誰かに見られないように気を付けながら、校門前まで来て、ほっと一息を吐く。
ここまでくればとりあえず通報はされずに済む……かもしれない。
とてとてと後ろを付いてくる三幼女の雰囲気を感じながら、自分の家に向かっていると、後ろからロリはすが俺の膝のあたりをつついてきた。うざい。
「せんぱい、おんぶしてくださいよ、おんぶ!」
「やだよめんどくさい」
「えーおんぶしてくださいよーわたしこどもですよー」
「中身が一色だと思うとする気が失せる」
「してくれないとなきさけびますよ」
「謹んでお受けいたします」
おかしいなー。相手が幼女になっても力関係が全く変わってない気がする。
ため息をつきながらしゃがむと、んふふー、と勝ち誇りながらロリはすが背中の上に乗ってくる。
まぁ、軽すぎて全然背負ってる感じがしないんですけどね。
ロリはすを背負いながら歩き始めると、今度は後ろの方から不満そうな声が聞こえてきた。
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