20:名無しNIPPER
2017/09/28(木) 22:51:11.89 ID:zvsBAU1u0
「……わたしもあたまがいたくなってきたわ」
「えぇー!? いろはちゃんまでちっちゃくなってる!?」
「も、もしかしてゆきのしたせんぱいとゆいせんぱいですかぁ!?」
三幼女、爆誕。
幼女ノ下と幼女ヶ浜――もうロリノ下とロリヶ浜でいいか――は、初めて見るニューフェイスに目をしばたたかせている。
対するロリはすも、まさか自分以外にも幼女化した人物がいるとは露にも思っていなかったらしく、あざとさも忘れて目を白黒させている。
あ、ごめん仕草と言い声と言い普通にあざとかったわ。さすがあざとさの権化。プロ根性が半端じゃない。
平塚先生は新たに降りかかった問題に頭を抱えているようだ。
俺と言うと、さすがに二回目の遭遇となると少し慣れてきたようで、あまり混乱することなく口を開くことが出来た。
「……一色、お前もか」
「なんですかぁ! その『まためんどうごとをもってきやがって』みたいなかおは!」
「また面倒ごとを持ってきやがって」
「わざわざいいなおさなくてもいいですからぁ!」
「ふむ……こまちさんにおせわになるにんずうがふえてしまうわね。もうしわけないけれど」
「ねえ俺は? 俺に対しては何かないの?」
「だ、だいじょうぶだよひっきぃ! あたしもゆきのんもちゃんとかんしゃしてるから!」
由比ヶ浜、お前だけが良心だ。
俺たちのやり取りを聞いていた一色は、少し混乱した様子で袖を掴んできた。
「え、もうはなしまとまってるんですか? これからどうすればいいか、せんぱいにそうだんしにきたんですけど……」
「えぇ。あるていどまではまとまっているわ」
ロリノ下はそう言うと、これまでの話し合いをかいつまんで話し始めた。
一色はそれらを頷きながら聞くと、満面の笑みでこちらを見上げてきた。
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