【モバマスSS】ちひろ「無くて七癖」
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20: ◆Uziy.AhwOc
2017/09/29(金) 01:22:52.91 ID:CKxIf9QSO
[夕方のカフェテリア]

飛鳥「ああ…沙織さん、あなたの日本語は美しい…」

沙織「んだか?とうほぐ訛りってだせえって思われてねが?しゃべってっとかっぺに見らえんだけども…」

飛鳥「そんなことはないさ。実のところ皆、外から与えられた標準に従って物事の美醜を判断しているにすぎないのさ。
ボクは、あなたのこれまで生きてきた積み重ねの表れている言葉遣いが、とても素敵だと思うんだ…
さながら、清い水に育てられた蛍があるがままで瞬くようにね。」

沙織「んだべか…(今日4回目の『さながら』だな…口癖なんかな?)」

飛鳥「そもそも、言葉の良さとは多様性にあるのだとボクは思うんだ。土地の風物や人間の活動にあわせ、それぞれに適した形を作りながら、また柔軟に変化もする…
そんな言葉を標準化、統一化しようとするのは、さながら、流れる水を手で留めようとするのと同じさ。不自然だし、無意味だ。そうだろう?」

沙織(言葉のエさについて熱く語ってっけど…同じ『れとりっく』を何度も使うのはエくねんでねえのかな…)

飛鳥「…それはやはり、…ということで…それはさながら…」

沙織「さなづら…」

飛鳥「?」

沙織(あいや、こんたのは秋田県民にしか伝わんねえか…)


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