7:名無しNIPPER
2017/09/26(火) 23:30:45.91 ID:q7fALb2LO
「私?私はねー、うん、続けるよ、うん」
意外なほどに軽い返事で拍子抜けした私を尻目に、先輩は続けた。
「自分の話で悪いんだけど、私すっごい人見知りなんだ、地下アイドルになっても、今でも。」
「親からも、地下アイドルなんて辞めろって言われ続けてるけど、今のところ『ウサミン星人』でいる間は、人見知りの私は居なくなってくれるからさ、嫌な自分を見えなくして、少しだけど人も喜ばせて、狭いけどステージに立てて、それが楽しくてさ。もちろん、大きいステージにも立ちたいけどね」
「ナナとユニットってなった時、正直ゲッと思ったよね、なんども言うけど人見知りだし、うまくやってける自信もなかった、ステージの自分と…ウサミン星人は私じゃないからさ。」
「だから、3年も一緒にやっててくれて、本当にありがとうって、思ってる、ごめんね成人祝いの席のつもりなのにこんな話ししちゃって。」
今までの3年間、初めて触れた先輩の中身。
なんだか、思っていたよりもずっと私と先輩が近いことを知れて、嬉しく思えた。
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