池袋晶葉「アンズロイドと」安部菜々「私たちの事務所」
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9: ◆5AkoLefT7E[saga]
2017/09/25(月) 22:01:27.13 ID:6zzzKWfl0

晶葉「し、仕方がないだろう!? 鬼門である頭が完成して、ちょっと舞い上がっていたというか……」

菜々「で、でも、それでも完成しているってことは、首がちょっと短くなるだけなんですよね……?」

晶葉「140cmの予定だったから、そのパーツの分、背は低くなる。恐らく139cmになるだろうな」

菜々「そ、それだけなら……」

晶葉「さっきの話、覚えてるか?」

菜々「え? さ、さっきの?」

晶葉「外部出力にあまり時間がかからないという話だ」

菜々「は、はい」

晶葉「詳しくは省くが、全てのデータを今送っているわけではないんだ」

菜々「そ、そうなんですか?」

晶葉「ああ、人間1人分の思考回路ともなればその量は膨大。だから、あらかじめ体の方にいくつかメモリを仕込んで、起動プログラムを流し込むだけで大丈夫な状態にしておいたんだ。イメージとしては、脳がいくつもの場所に分かれているような感じとでも言おうか」

菜々「えっと、送るデータが大きいとダメなんですか?」

晶葉「ダメじゃない。ダメじゃないんだが、リスクがある。インストールが長い時間に及べば、例えば熱が溜まって壊れるかもしれない。そのような不測の事態で、インストールが半端な状態で止まれば、ともすれば理性の欠落した兵器や、思考のできないガラクタのような、そんなモノが生まれてしまうかもしれない」

菜々「ひぃ……」




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