池袋晶葉「アンズロイドと」安部菜々「私たちの事務所」
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77: ◆5AkoLefT7E[saga]
2017/09/25(月) 23:01:54.05 ID:6zzzKWfl0

杏『……確かに杏はさ、機械だよ。ほら、手首とか取れるし。ちょっと切ればパーツも見えるよ』

菜々「あ、杏ちゃん……」

杏『で、そこに何の問題があるの?』

杏『さっきから黙って聞いてれば、非人道的だーとか、倫理感に欠けるーとか、ロボットの気持ちはーとかさ』

晶葉「……」

杏『何がわかるの?』

杏『杏がやりたいからアイドルやってんだよ。誰にも文句なんて言わせない』

杏『お前らはまるでロボットの気持ちを代弁してるみたいに言うけどな! 余計なお世話だ!』

杏『言われるまで気がつかないなら! こうやってわかりやすく提示しないとわからないなら! それは人間と何が違うんだ!』

杏『……杏が機械だって知ってる人は誰も、杏をそうやって扱わないんだよ。杏、時々忘れちゃうんだ。自分が機械だって』

杏『わからないよね? 杏の気持ちなんて。ううん、わからなくていいんだ。だから、ほっといてほしい』

杏『せめて、杏が人間じゃないって、忘れさせてほしいんだ。……これって、そんなに贅沢なこと?』

杏『わざわざ取り上げなくていい。わざわざ守ろうとしなくていい』

杏『もし、本当に杏のことを想って、ここに来てくれているなら……』

杏『杏……の……こと……は……』フラッ

晶葉「マズい! バッテリー切れだ!」

P『……頑張りましたね、杏さん』ガシッ

菜々「杏ちゃん……」


P『……何か他に、ご質問は』




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