池袋晶葉「アンズロイドと」安部菜々「私たちの事務所」
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22: ◆5AkoLefT7E[saga]
2017/09/25(月) 22:12:59.70 ID:6zzzKWfl0

P「なるほど、組み込みできていないパーツがあったんですか」

晶葉「すまない……その……いや、言い訳はしない。私の責任だ」

菜々「な、ナナがもう少し早く気づいていれば……!」

P「……」

晶葉「その……怒ってる……よな?」

P「怒る? どうしてですか?」

晶葉「だって、完璧なアイドルを創るはずだったのに……」

P「晶葉がいなかったら、そもそもこの話は始まってすらいません。それに、ちゃんと立って、歩いて、喋ってるじゃないですか。どう見ても人間です。大成功ですよ」

晶葉「だが、致命的にめんどくさがりというか……」

P「私は、ずっと考えてたんです」

晶葉「え?」

P「晶葉はきっと完璧なアンドロイドを創ってくれる。じゃあ、自分はその完璧なアイドルを、どうやってプロデュースすればいいんだろう? って」

菜々「プロデューサーさん……」

P「きっと、完璧なアイドルは仕事を選ばない。どんな仕事も完璧にこなして、あらゆるジャンルを席巻できます。でも、それではダメです。私は、アイドルという市場を荒らしたいわけじゃない」

晶葉「……」

P「素敵な個性をもらったと、考えましょう? 面倒くさがりで、アイドルなんてイヤイヤやってて、でも、何でもできる」

P「きっと、仕事を選り好みます。きっと、逃げ出したりします。そもそも仕事にも来ないかもしれない。でも、そこをなんとかするのがプロデューサーの仕事ですから」

杏「……」

晶葉「……ありがとう」

P「いえいえ、お礼を言うのはこちらですよ。ありがとう、晶葉」

菜々「アイドル部門、また復活できるでしょうか……?」

P「……わかりません。でも、菜々さんも、晶葉も、軌道に乗ってきています。彼女を……杏さんを加えれば、きっと」



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