91:名無しNIPPER[saga]
2017/10/15(日) 21:52:56.34 ID:soHA/DTc0
――――同時刻 鹿目家前
まどか「そういえば、私の弟、タツヤって名前なんだけれどね?もうアンパンマンが大好きで、
よくテレビをジャックされちゃうんだー。まいっちゃうよ」ウェヒヒ
ほむら「!…そうなの…、そういえば、幼稚園児だったものね、タツヤ君」
まどか「うん。…あ、でもね、子供向けだと思ってたけど、意外とすごく面白かったんだよ!」
ほむら「ふふっ、もしかしたら自分の幼い頃を思い出したりしているのかもしれないわね」
まどか「う〜ん…、そんなことはないと思う…。この前観たのは、初めて観た映画だったんだよね」
ほむら「へぇ、なんてタイトルなの?」
まどか「う〜んと、う〜ん…。…あっ、思い出したよ!『勇気の花がひらくとき』って映画なんだ!」
ほむら「!」
まどか「この映画、すごくいい歌が流れてね、私、あの話が一番好きなんだ!」
ほむら「…そうなの…、…実は私も、アンパンマンが好きなの」
まどか「へー、ほむらちゃんも?」
ほむら「ええ。見滝原中に転校する前、見滝原病院に入院してたんだけれど、退院間近の日に、お見舞いの品として
アンパンマンのDVDを貰ったの。ホームシックになったら、これを観て実家を思い出して、って」
まどか「そうだったんだ…」
ほむら「私も、あの映画が一番好きだった。『勇気の花がひらくとき』が。あの映画の歌で、悲しい時を乗り越えたり、
寂しさを紛らわせたりしてきたのよ」
まどか「ほむらちゃんも好きだったんだね、『勇気の花がひらくとき』。…タツヤが泣いたりしてる時にね、あの歌を
歌を歌うと、泣き止んで笑顔になっちゃうんだ。…私は、タツヤの勇気の花になれているってことなのかな」
ほむら「むしろ、誰がそのことを否定できると思う?…そんなのいたら、私が許さない」
まどか「うぇひひ…、ちょっと怖いけど、ありがとう、ほむらちゃん」
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