38: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/24(日) 13:59:24.19 ID:B12wsVOd0
そのはずなのに、私は間近で見るエイスリンの濃いブルーの瞳に見入り、硬直していた。
少し前までは想像もしなかった異国の紺碧。
新入部員の参入を夢想することは数限りなくあっても、さすがに外国人の女の子の入部を想像したことはなかった。
改めて、望外の喜びを手にしているのだと実感する。
これではシロを馬鹿にできない。
私もエイスリンから目を逸らし、俯いた。
エイスリン「エヘヘ」
そんな私の様子を、壁ドンをやられて照れているとでも受け取ったのか、エイスリンの笑顔が満足げに深まる。
私も笑い返す。
ひとしきりいちゃいちゃしてシロを見ると、ソファでこちらに背を向けて、鞄を枕に寝転んでいた。
あれはどうも拗ねている。
少し構ってやろうと、エイスリンを促し歩み寄る。
槓
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