【ミリマス】P、茜、亜美、このみ「昴ちゃんの野球を見に行こう!」【ミリシタ】
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10: ◆GX3sPLlAOZRK[saga]
2017/09/21(木) 00:54:18.47 ID:Vz8euFrKo
茜「昴ちゃんがキャッチャーのサインに頷き、第3球…投げました!
 おっと、これは変化球でしょうか。緩い球が高めに大きく外れました。
 …ん?今の球、何か…何だっけ?今度は茜ちゃんが違和感のような、違和感じゃないような、こう…何だろう…?」

このみ「変化球の抜け球みたいね…プレート位置を変えた影響か、今までにない軌道だし、緊張したのかしら」

亜美「亜美も何か、…何だっけ?うあうあ〜!気になるけど試合も気になるよ〜!」

このみ「これでカウントはボール1つ先行。相手は甘い球なら積極的に強振するだろうし、3ボールになれば敬遠も視野に入るカウントよ」

茜「それをわかってか、対峙する二人をお互いのチームメートが鼓舞する声が大きくなります!
 泣いても笑ってもここがクライマックス!状況は1アウト一塁二塁、2ボール1ストライク。頑張れ昴ちゃん!」

茜「キャッチャー、配球を考えているのでしょうか、やや俯いて、大きくひと呼吸。顔を上げ、マウンドのピッチャーを見つめます。
 ピッチャーの何やら決心のこもったかのような頷きを見て、キャッチャー右手でミットをひと叩き。ピッチャーにサインを出します」

このみ「こうなったらバッターとの駆け引きよりも、いかにして昴ちゃんに最高のまっすぐを投げさせるか…」

茜「ピッチャー、大きく息をつき、ゆっくりと頷きます。
 まっすぐ、キャッチャーの構えたミットを見据えて、ピッチャー…投球動作に入ります。
 上げた足を力強く踏み出し、運命の一球が、鋭く振り抜いた左腕、そして指先から…今、放たれましたー!」

このみ「カ、カーブ!?まさか!」

茜「ボールはカーブのような弧を描きキャッチャーの構えたミットへと沈み込む!
 ストラァーイクッ!
 バッター、変化球にピクリと反応するも手が出ません!会心の一球にキャッチャーもガッツポーズを見せます!」

亜美「茜ちん、兄ちゃん、このみん!今のスライダーってもしかして…!?」

茜「練習の成果、ここで見せてくるとはね。亜美ちゃん!」

このみ「スライダー、練習…。そっか、レッスンの合間に…やってたわね、練習。遊び半分かと思ってたけれど、こんなに早く実戦で使うとは…」

茜「すっぽ抜けたスライダーのような投げ始めにやや上方へ膨らむ軌道から、バッターの手元近くでストーンと沈み込む昴ちゃんの新しいスライダー!たまらずバッター打席を外します」

このみ「でもやっぱりこれ、カーブよね…?」

亜美「投げてるすばるんがスライダーと言えば、それはスライダーなのだよ、このみん!」

このみ「そ、そうかなぁ…?まあ、スライダー狙いのバッターには効き目ありそうだし…今の動きで相手がスライダー狙いだったのはわかったけど」

このみ「サイン出す側のキャッチャーが軽率にガッツポーズで感情見せるのはちょっと危なっかしいわね。そういうのはアウトにしてからにしないと」



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