22:名無しNIPPER[saga]
2017/09/21(木) 21:12:30.13 ID:/TsVCpd30
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男(うおぉぉおおおぉおぉっ!)
男(なんて綺麗な卵焼きなんだっ! 絶対うまいだろこれ! 不味いはずがないよ!!)
鳳翔「こちら、卵焼きというよりは、少々出汁をくわえましたので『出汁巻き卵』となっています。ただ出汁の分量はそこまで多くないので、うちでは『卵焼き』と呼んでいるんです」
男「そうなんですね。いやいや、僕は卵焼きも出汁巻きも大好きなので、楽しみです!」
鳳翔「大根おろしにはお好みでお醤油を……。って、もうかけられてましたね」
男「ああっ、すみません。食べたい気持ちが先行してしまいました」
鳳翔「ふふ、おかしな人。では、召し上がれ」
男「はいっ。いただきます」
男(よし、まずは。このふっくらとした卵焼きを二つに割って、と)
男(醤油の大根おろしをちょいと載せて……)
男「………………はむっ」
男「…………」
男(…………ああ…………)
男(天国かよ…………)
男(絶妙な柔らかさを持つ卵という土台に、わざとらしくない出汁の味が協調してくる)
男(昆布? 鰹? いや、煮干しだろうか。どれが混じっていてもおかしくない。むしろ全ての出汁味が凝縮されたような濃厚さがある)
男(そして後からくるおろしの冷たさ。ほくほくだった卵にちょうど良い温度が加わる。二つが織りなす味のハーモニーはまさにオーケストラ……)
男(素材の味が存分に引き出ているにも関わらず、繊細な味だ。舌先でとろけて喉の奥へ一直線!)
男「うまいっ!」
鳳翔「うふふ、良かった♪」
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