54: ◆GuHm0BxlZ2kh[saga]
2017/09/21(木) 01:21:29.08 ID:rqrBBfs/O
【士郎と慎二】
放課後、帰ろうと廊下を行く士郎の前に女子を数人はべらせた慎二が現れた。
士郎はなんとなくであるが、長年の誼からか頼まれごとをされる気がし、先に断る事にする。
士郎「あー、悪い慎二。今日はバイトあるんだ。今度にしてくれ」
それに対し、慎二はあからさまに不機嫌そうな態度をとる。
慎二「はあ? 別に何も用とかないんですけど、なに勝手に断ってくれちゃってんの?」
士郎「ならよかったよ。またな慎二」
慎二「待てよ、衛宮」
去ろうとする士郎を、ニヤニヤとしつつ慎二は呼び止めた。
慎二「一つ言っておきたいんだよね。僕もう、お前の事なんか必要ないってさあ!」
士郎「また明日な、慎二」
変な事を言われたのだが、士郎は気に止めずその場を去る。
なにか嫌なことでもあったのだろうと考えたのだ。
去って行く士郎の背後では慎二の罵声が虚しく響いていたのだった。
【終わり】
68Res/21.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20