45: ◆GuHm0BxlZ2kh[saga]
2017/09/19(火) 22:58:08.76 ID:Z4Ct6bzmO
凛「へ、なにかしら?」
セイバーは顔を伏せつつ、申し訳なさそうに問いかけた。
セイバー「……マスターのお名前を、承りたいのです」
凛「あー……」
うっかりしていた。
名前を問うならば、先にこちらから名乗るのが流儀であり優雅というものだろう。
自分の至らなさに、顔を手で覆いながら私は答えた。
凛「ごめんなさいね、先に名乗るべきだったわ。私の名前は遠坂凛よ」
セイバー「ふむ……ではリン、とお呼びしてもよろしいでしょうか。不服であれば様をお付けしますが」
様……というのは若干呼ばれたくあるが、恥ずかしくてダメだ。
凛「いえ、結構よ。凛と呼び捨てて頂戴」
セイバー「承知しました――リン」
こうして、私達の聖杯戦争は開始したのであった。
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